<手に入れてみないとわからないこと>
物が少ない暮らしを心がけていると、物を増やしたくないので、物を買うときに「これは本当に要るかな」、「無駄にならないかな」と何度も確認しながら買い物をすることが多くなります。
でも、これが行き過ぎて「これ以上余計なものは何も買わない」とか、「このメーカーの物以外買わない」など考えが凝り固まってしまうのは良くないなと。
いつも同じものばかり買っていると、新しい発見はないし、新しい技術にもついていけなくなります。
そして、いつも同じということは、脳にとっても良くありません。脳に刺激がないので、脳がどんどん老化してしまいます。
美も願いも 思い通りになる女(ひと)の生き方 に書いてあったことがとても共感できたのですが、脳を使わずに、好奇心や欲望がなくなると人間はあっという間に老け込んでしまうそうです。
私もこれ、心当たりがあるんです。物を減らすことに夢中になっていた頃、とにかく物を増やしたくなくて、いつも買い物は同じもの、余計なものは買わないという極端な生活をしていて、見た目はかなり老けて見えていました。
当時は、物を減らすことが目的になってしまっていました^^;本当は、物が少ない生活で、ストレスがない生活をすることが目標だったのに、完全に自分を見失っていました・・・。
物を増やしたくないし、お金も使いたくないしで、「これをやりたい」とか「あれが欲しい」とかいう感情が湧いてこなかったのです。
結局、そんな生活は長く続かず、その後ストレスがたまって一気にお金を使ってしまったのですが^^;
脳は常に新しいことを求めているので、「新しいものがほしい」、「新しいことをしたい」というのは脳が正常に機能しているということです。
「変わらないままの生活」は心地がいいけれど、それでは脳はどんどん老化してしまうのです。
興味を持ったものは、自分が管理できる範囲なら買ってみた方がいいと思います。
これ以上物を増やしたくないから「何も買わない」と思っていても、まだ出会っていないものが自分にとってすごく重要なものになるかもしれないし、自分の生活を劇的に変えるものになるかもしれないのです。
でも、手に入れなければそれはわかりません。
手に入れた結果、自分には合わないかもしれない。
それでも、手に入れてみなければわからなかったことです。
新しく手に入れたものが自分に合わなくても、それは「これは自分には合わなかった」という学びになります。
失敗を恐れすぎて、新しいものを手に入れないという生活よりも、新しいものを手に入れて「失敗だったな」と後悔するほうが、何倍も人生が豊かになるのではないでしょうか。
人生、いろいろな経験をした分だけ、どんどん精神的に豊かになっていく気がします。
あれこれ考えている時間はもったいないです。
自分ができる範囲のことなら、やってみたいと思ったことをやってみたり、欲しいと思ったものを買ってみたり、どんどん行動してみましょう。
買ってみたものが「自分には必要じゃなかった」と思ったら、その時には潔く、リサイクルショップに売りに行ったり、友人に譲ったり、処分したりしましょう。
「どんどん買って、どんどん処分しろ」ということを言いたいのではなく、どんな物も、手に入れてみないと自分にとって本当に必要なのか分からないということです。
頭でどんなに考えてみても、シュミレーションしてみてもわかりません。
悩んで悩んでやっぱり欲しいなら、買った方がいい。
悩んで悩んでやっぱりやってみたいなら、やってみた方がいい。
でも、自分の管理できる以上のものを所有してしまうと大変ですし、やってみたいからと言ってローンまでしてやるというのは現実的ではありません。
自分のできる範囲内で、できる限りのことをやっていく。
それが重要なんじゃないかと思います^^
ボディソープがなくなって買いに行った時に、いつもと同じものではなくて違う種類のものを買ってみる。そんな小さなことでもいいと思うのです。
こういうことなら、物は増えずに、生活にちょっとした変化をもたらすことができますよね!
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